今日の自分に、そっとYesを ― 自己肯定感は、暮らしの中で育つ ―
- 李 群 ( Qun Li )

- 2025年5月13日
- 読了時間: 4分
更新日:2025年12月21日

「わかっているのに、変われない」
そんな壁に、心あたりはありませんか?
どれだけ前向きな言葉を聞いても、どれだけ素敵な本を読んでも、「なんだか勇気がわいた気がする」「よし、明日からがんばろう」……そう思ったはずなのに、数日後にはまた元通り。
そんな自分を責めて、「やっぱり私には無理なのかな」と、心がしぼんでしまう。
でも実は、それはとても自然なことなんです。
知識だけでは、本物の自信は育たない
自己肯定感とは、「私はこれでいい」「私はここにいていい」と、自分自身を内側から認められる感覚のこと。
でもこれは、頭で理解するだけでは育ちません。
たとえば──
・「運動が健康にいい」と知っているだけでは、体力はつかない。
・「ありがとうと言うと人間関係がよくなる」と知っていても、実際に口に出してみなければ、本当の温かさは感じられない。
自己肯定感も、まったく同じです。
「知ること」と「実感すること」は、違う。
だからこそ、「行動してみる」ことが、とても大事になるのです。
自己肯定感を育てるゴールデンルール① 〜「決める・動く」

自己肯定感は、
・自分で決めたこと
・自分で動いたこと
このふたつの体験の中で、静かに、でも確かに育まれていきます。
Step 1:「自分で決める」
たとえば、「週末、一人旅に出てみよう」と決める。
誰かに誘われたからではなく、スケジュールが空いていたからでもなく、「行ってみたい」という自分の心の声に、そっと従ってみる。
「一人で大丈夫かな」「迷子になったらどうしよう」そんな不安も、きっと出てくるでしょう。
でも、自分の「やってみたい」に正直になったその瞬間。
あなたはもう、自己肯定感の第一歩を踏み出しています。
Step 2:「行動する」
そして、決めたことを、小さくてもいいから動いてみる。
・地図を調べて、宿を予約する。
・週末の朝、バッグを背負って駅へ向かう。
・少し緊張しながらも、電車に乗り込んでみる。
途中、うまくいかないこともあるかもしれません。
でも一歩一歩進むたびに、**「私は自分で決めて、自分でここまで来た」**という確かな実感が、あなたの中に積み重なっていきます。
決めることは、自分への小さな約束。
動くことは、その約束を叶えてあげる行為。
それを少しずつ、毎日くり返していくことで、あなたの中にある「わたしは大丈夫」という感覚が、じわじわと育っていきます。
自己肯定感を育てるゴールデンルール②〜「結果を受け止める」

もうひとつ、大切なルールがあります。
それが「結果を受け止める」ということ。
人はつい、結果に〇×をつけたくなります。
・成功したらOK・失敗したらダメ
でも、本当に大切なのは、「うまくいったかどうか」ではなく、「行動できたかどうか」。
たとえば、こんな旅をしたとします
あなたは、思いきって一人旅に出かけました。
ところが、道に迷ったり、カフェでうまく注文できなかったり。
思っていたよりも寂しさを感じたかもしれません。
そんなとき、こう思うかもしれません。
「やっぱり失敗だったかも」と。
でも、ちょっと待ってください。
あなたは、「行ってみたい」と思った自分の気持ちに従い、行動したのです。
それ自体が、すでに十分すぎるほど価値のある挑戦ではないでしょうか?
挑戦の証に、ありがとうを
うまくいった日も、そうでなかった日も、あなたが「やってみよう」と思って動いたこと。
それがすべて、「挑戦した証」です。
だからこそ、
・失敗しても、挑戦した自分を認める。
・成功したら、素直に自分を褒める。
その“受け止める姿勢”が、自己肯定感を深く、静かに育てていきます。
感謝は、心をあたためてくれる
最後に、自分に向けてこう言ってあげてください。
「迷いながらも、進もうとしてくれてありがとう」「小さな勇気を出してくれて、ありがとう」「挑戦することを選んでくれて、ありがとう」
そしてもうひとつ、そっと見守ってくれた誰かや、支えてくれた周りの人たちへも。
気づかないところで背中を押してくれた人、あなたの話を黙って聞いてくれた人、優しく見守っていてくれた人へ、心の中で感謝を伝えてみてください。
感謝の気持ちは、あなたの心をさらに豊かに、しなやかにしてくれます。
最後に
自己肯定感は、大きな成功や特別な言葉から生まれるものではありません。
それは、「自分で決めて、自分で動いた」という体験の一粒一粒が、静かに積み重なって育っていくものです。
今日、あなたがもし、何かを決めたなら。
少しでも動いてみたなら。
たとえ小さな一歩でも、それは確かな前進です。
うまくいっても、いかなくても、まずはその「やってみた自分」に、そっとYesを。
今日を生きたあなた自身に、「よくやったね」と、やさしく心のなかでつぶやいてあげてください。
そうして少しずつ、自己肯定感は、あなたの暮らしの中に根を張っていきます。




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